柑橘類の香り成分には、神経伝達物質の代謝を良くする働きがある

栄養科学レビュー|ネスレ栄養科学会議
http://j.nestle.co.jp/science/review/review0703.htm

伝承的に知られる香り成分の効果としては、抗菌作用、抗ウィルス作用、抗炎症作用、免疫賦活作用、血圧降下作用、ホルモン様作用、害虫忌避作用などが中心で、また、精神活動に関係する作用としては、抗うつ作用、鎮静作用、神経失調回復作用、神経強壮作用などが知られている

以上の研究から、柑橘類の精油成分を食品として摂取することにより、ストレス軽減作用など神経伝達物質代謝に影響を及ぼしうることが示され

成分を腹腔に投与したときの効果だからアロマ効果だけではないみたい。香り成分とは主にリモネン。ほかに、シトラールなどもあるらしい。神経伝達物質との関わりについては、リモネン、シトラールがドーパミン放出作用。それから、ストレス負荷実験では、ストレス曝露前にリモネンやテルピネンを投与しておくことで心理的ストレスと物理的ストレスによるストレス物質の増加が抑制された。脳内ノルエピネフリンを正常値に近づける働きなど、ストレス負荷による神経伝達物質の増減を正常化する働きもラットの実験で確認された。また、ヒトの実験でα波を出す作用も確認された。摂取30分後に初めてα波が増加し、60分後も同じレベルで維持。